高校生のとき、多分私は初めてクレープを食べた。
当時、渋谷にあった「ブールミッシュ」というカフェの「バナナクレープ/チョコレートソース」。
あの頃渋谷は、横浜の片田舎から来た私にとって眩しくて素敵で、渋谷の坂道にあるカフェで食べたクレープの味はキラキラしていた。
そんな渋谷は、どこかへ行ってしまったな。
大学生になってから、私は生意気にも、帝国ホテルのカフェで「パンケーキ/アップルソース添え」というのを食べて、好きになって、何回も食べに行った。
クラシックなカフェに座っているだけで満足した。
シナモンの香りの甘酸っぱいアップルソース、薄焼きのパンケーキが、シンプル且つ上品で、ゆったりと流れる時間を過ごすのがすごく素敵に思えた。
帰り道には、銀座のAmerican Pharmacyに立ち寄って、アメリカの匂いを嗅いだものです。
そんなことをぼんやりと思い出しながら、今日の午後はクレープのアップルソース添えを作りました。
思い出のクレープとはいきませんが。
チョコバナナ版。